【グランドサークル】どこを撮っても写真映え!アンテロープキャニオン

2024年11月、グランドサークル第一弾で「アンテロープキャニオン」に行ってきました!

 幻想的な砂の峡谷を歩ける
 神秘的な光のビームが見られるスポット

この記事ではそんなアンテロープキャニオンの見どころを実際の体験談を交えてお伝えしてきたいと思います! 

アンテロープキャニオンとは 

アンテロープキャニオンはアリゾナ州のページ近郊に位置するスロットキャニオン(狭い峡谷)で、砂岩が長い年月をかけて風や水の浸食を受けて形成された独特の地形が特徴です。

砂岩でできたとは思えない幻想的な地形を実際に歩いたり、岩の隙間から差し込む光のビームを見ることができます。

アクセス

アンテロープキャニオンはアリゾナ州にあり、主に下記の空港からアクセスできます。直接行くのは遠いので、ほかの国立公園とセットで訪れる方が多いと思います。

ラスベガス国際空港:約4時間(450km)

今回は、グランドサークル第一弾の目的地としてブライスキャニオン国立公園から訪れました。

所要日数

アンテロープキャニオンの観光はナバホ族の居留地内に位置するため、ツアーへの参加が必須になります。ツアーの時間は1.5時間~です。

ほかの観光地と組み合わせてスケジュールを組むとよいかと思います!ツアーの詳細については後ほどご紹介します。

一緒に行くなら?

アンテロープキャニオンと一緒に回りたい観光地(車での所要時間)を紹介します。

・ホースシューベント(15分):コロラド川が馬蹄のように曲がっているスポット
・グランドキャニオン国立公園(約2.5時間):圧倒的スケールの世界遺産
・モニュメントバレー(約2時間):西部劇の舞台となった絶景

ベストシーズン

4月から11月がベストシーズンと言われています。特に、5月から9月の正午前後には、岩の隙間から差し込む「ザ・ビーム」と呼ばれる光の柱を見ることができます。ただし、夏はモンスーンシーズンにあたり、突然の大雨による鉄砲水の危険性があるため、ツアーが中止となる場合もあります。

実際訪問したのは11月中旬だったので、気温は快適でした。

入園料

アンテロープキャニオンの入場料は一人につき$8です。別途、ツアー料金がかかります。

ナバホ族の居留地内に位置するため、国立公園年間パス(America the Beautiful Pass、$80)は残念ながら使えません。

見どころ

アンテロープキャニオンには主に アッパー・アンテロープキャニオン(Upper Antelope Canyon)ロウワー・アンテロープキャニオン(Lower Antelope Canyon)、そして キャニオンX(Canyon X) の3つのエリアがあります。

それぞれの特徴を簡単に説明していきます。

アッパー・アンテロープキャニオン(Upper Antelope Canyon)

最も有名で観光客に人気があるエリアです。

・高い岩壁に囲まれたA字型の峡谷で、歩きやすいのが特徴
・5月〜9月の正午頃には、有名な「ビーム(光の柱)」を見ることができる
ツアーの種類が豊富(2025年3月現在、5社が運営)
・ただし、ピークシーズンは非常に混雑し、写真撮影が大変。

ロウワー・アンテロープキャニオン(Lower Antelope Canyon)

今回はこちらのロウワーに参加しました。

・アッパーよりも 狭くて曲がりくねった洞窟のような地形
V字型の峡谷 で、入り口は地面の裂け目のようになっている。ハシゴや階段を使って進む。
光のビームはほぼ見られないが、岩肌の美しい曲線が魅力。
・ツアーはアッパーより少ないが料金は安い(2025年3月現在、2社が運営)

キャニオンX(Canyon X)

実はアッパー、ロウワーの他にも複数のキャニオンがあります。その中でも代表的なものがキャニオンXです。

比較的新しい観光スポット(アッパー・ロウワーほど混雑しない)。
・アッパーとロウワーの 両方の特徴を持つ(平坦な道もあれば、階段や狭い通路もある)。
・ツアー料金は ロウワーと同程度。
ツアー会社が少なく、予約の選択肢が限られる。

ロウワーツアー体験記

今回は、11月に訪れたこともあり、そもそも光のビームを見られる確率は低いと思ったため、ロウワーアンテロープキャニオンのツアーに参加しました。

◆ ツアー情報 ◆ ツアー会社名:Dixie’s Lower Antelope Canyon Tours
参加費用:$72.8(諸税込み)/人
所要時間:1.5時間(13:45-15-15)
距離:1.8km(途中階段あり)

ツアーの申込方法

ツアーの申し込みは、こちらのHPから行いました。

約2週間前に予約できましたが、時間帯によっては埋まっているスロットもあったため、早めの予約をおすすめします。

ネット上で支払いを済ますと、確認メールが送られてきます。そのメールの中にある「Next Step: Sign Waiver」というボタンを押して同意書にサインを済ませたら、事前準備は完了です。

注意事項として、アンテロープキャニオンの内部を傷つけないために以下の持ち込みは禁止されています。

・かばん(スマホはポケットに入れましょう)
・三脚やセルカ棒
・Goproやアクションカメラ(ビデオ撮影が禁止されているため)
・つま先の空いた靴、サンダルやヒールなど

そのほか、実際の予約時に注意事項の記載がありますので確認しましょう。

ツアー当日の流れ

45分前に到着するよう案内メールに記載があります。

ツアー会社の場所はわかりやすいです。駐車場は広々しており、すぐそばに屋外トイレもあります。

ツアー会社の受付に行くと、持ち物等の注意事項の確認を受けます。小さいですがギフトショップもあるので、少し見ながら時間になるまで待ちました。

時間になると屋外のベンチに集まり、ツアーの説明を受けます。まずはナバホ族の方が伝統的なフープダンスを披露してくださいました。

こちらがフープの最終形。カラフルな民族衣装を着られていました。

そしていよいよ、ツアーの始まりです。ツアーガイドはナバホ族の方で、10人前後のグループに分かれて進みます。

少々混雑していたので、ほかのツアーのグループと重ならないようにして、進みます。入り口までは普通の砂漠の地形です。

入り口の階段を下りて峡谷の中に入っていきます。

狭い峡谷の中に入ると、早速不思議な世界が広がっています。

峡谷は砂でできていてもろそうなのですが、崩れる感じではありません。ただし、砂なので雨が降ると鉄砲水があふれて危ないとのこと。

写真左側は少しアップで撮っています。質感が伝わりますでしょうか?

長年の風雨によってこんな不思議な景観が造られたとは自然の驚異を感じました。

ところどころある階段は、少し急なところもありますが、手すりがついているので問題ありません。

途中、ガイドさんがスマホの写真の設定について詳しく教えてくれたことが印象的でした。ビビッドや白黒の設定にすると、映えるよとのことでそれぞれ試してみました。

峡谷内は確かに暗いので、ビビッドにすると色が良く映えます。

白黒の方は砂の柔らかな感じが良く表現できるとのこと。

1時間半のツアーでしたが、写真を撮っているうちにあっという間に終わりました!ガイドさんは親切でそれぞれの組の写真も撮ってくれました。

実際の工程表はこちら!

有名なアッパーのツアーにするか、最後まで迷いましたが、ロウワーアンテロープキャニオンで十分堪能できました。

感想

よく写真で目にする通りの不思議な砂の峡谷、一度は見てみたかったのでとても満足でした!グランドサークルを回る際にはぜひ計画に立ちよることをおすすめします!